魚化龍

第25回日本・フランス現代美術世界展 出品作品 ひとこと寸評
2024年8月8日〜8月18日 国立新美術館 3A・3B

作家名:栗原 光峯
KURIHARA Koho
作品情報:『魚化龍』 漢字書(甲骨文字) 420.0×130.0

タイトルの『魚化龍』とは、大空を泳ぐ魚が大滝を登り切って龍と化す様を表し、出世や進歩を意味する言葉だそうだが、タイトルの説明が全く不要なほど、作品を見ればその意図する全てが理解できる。大きなロングサイズの作品画面が小さく見える程、のびやかなライン。迷いを全く感じない。構成も筆さばきも美しく、素晴らしい空間を作り上げている。